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<<   作成日時 : 2008/12/16 10:59   >>

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研究者の行動規範
(a)2004年理化学研究所研究員による研究論文不正発表について
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu12/siryo/06032006/004/001.htm

<概要>
理化学研究所の研究員による研究論文三編に、改竄等が認められた。平成15年、11月28日に、「血小板の減少・増加に伴う疾患治療薬への期待―巨核球から血小板が作られるメカニズムの解明―」という研究論文がプレス発表された。しかし平成16年8月4日に理化学研究所内部から、研究論文の不正疑惑について指摘があった。その指摘に基づき、外部専門家を加えた「研究論文の不正発表疑惑問題調査委員会」を設置し、関係者の事情聴を行った。その結果、2編の論文についての不正が発覚、1編の論文については不正の可能性が極めて高いということが、指摘された。同年9月2日に、研究者2名に、論文の取り下げを勧告し、その後研究者2名は辞職した。同年12月24日には研究論文(1編)について、当該研究員と論文掲載学術誌(米国)との調整が終了した為、論文不正発表の事実を公表し、プレス発表は取り下げられた。この事件に対し、理化学研究会は、「科学研究の不正行為」に対する理化学研究会の基本的考え方の策定、関連規定の整備を行い、又、「科学研究の不正行為」を防
止するための倫理研修を実施した。

<論評>
研究者が,研究発表を改竄して発表することは,研究者として最もしてはいけないことである。指摘後すぐに,改竄を認めたということは,分かっていてその発表をしたということである。研究者としてもモラルを問いたい事件である。又,この疑惑発覚から,正式なプレス発表取り下げになるまでに1年以上かかっている。間違った論文が世間に知られる前に,もう少し迅速に,取り下げになるように努力する必要があると思う。



(b)2005年大阪大学学生による論文のデータ捏造 
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu12/siryo/06032006/004/002.htm

データ捏造の事実と不正論文出版に対する先端科学イノベーションセンター甲教授
および生命機能研究科乙教授の主な責任は次の通りである。・幾つかの論文で使われた捏造データおよび改竄データは学部学生によって作成されたものである。
・データの信憑性や再現性を確保する上で、甲教授および乙教授による学生指導は非常に不十分なものであった。
・両教授が、教育者としてまた研究者として適切な対応をしていれば、データ捏造に気づくチャンスは充分にあった。
・遺伝子組み換え実験、動物実験申請の届出義務違反があった。
評議会の結論としては,データ捏造や剽窃による論文の作成・出版は、大学における研究の根幹を揺るがすものであり、大学において決してあってはならない。大阪大学の科学研究活動に対する信頼を大きく揺るがし,実験に関する規則違反も研究者として十分に反省すべきである。又、甲教授が学部学生から,2度にわたり各100万円ずつを受け取ったにもかかわらず、大学への手続を怠ったことは規則違反である。しかし,事後の対応が迅速だったことに対しては,情状酌量の余地があると考えた。これらを総合的に判断して、甲を停職1月間、乙を停職14日間とするのが相当であるという処分を下した。

<論評>
研究結果改竄に対する責任を,まず問われるのは改竄した本人だが,それを見過ごした周りの人物にも責任は免れない。ましてこの件は,教授という権威ある人物の監督の下でおきたことであり,処分は免れない。自分の立場を考え,責任ある行動をとってもらいたい。



(c)2005年東京大学教授らによる論文の再現性問題
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu12/siryo/06032006

<概要>
平成17年東京大学の多比良和誠教授らの論文から不正が見つかった。RNAのhDicer発現ベクター、宿主大腸菌、発現ベクター導入大腸菌に関する実験だったのだが、実験結果が出ていないにもかかわらず、再現できたという報告書をRNA学会に提出したのだ。多比良教授らは、実際には論文に書かれた実験材料を使わず、別の材料で実験をおこなっていたという。このため調査委員会を設置し、外部専門家によって本来使用されるべき材料を使い研究結果を出したところ、多比良教授らのような再現は確認されなかったという。また調査委員会は実験記録や試料の提出や、再実験の実施などを多比良教授らに依頼するが、彼らからの十分な資料が提出されなかったため、科学的根拠のあるデータがとれず、多比良教授らの論文の正当性は認められずに終わった。

<論評>
実験材料などを替えて偽の実験結果を出したわけたから、研究員の怠慢である。新たな科学の発展を妨げる行為である。しかし少し同情すれば、論文競争などが、研究者にとってやむを得ない状況にさせたとも考えられる。やはり解決の手段のひとつとして、学会と研究員同士の間の緊張関係をほどくべきだ。以前に論文の出版競争が年々激しくなっているという話題に触れたが、まさに現在悪い方向に向かっていると受け取れはしないだろうか。そのような緊張関係がないということも問題だが、もっと緩和したほうがいい。そうすれば事態は少々軽減するはずだ。



(d)2005年クローン胚ES細胞研究の捏造【韓国】
http://blog.livedoor.jp/lancer1/archives/50285780.html

<概要>
ES細胞捏造事件は研究の捏造とだけでは言い切れない、韓国という国家の体質を問題視する内容だった。研究成果だけを見る極端な成果主義と、韓国が内包する歴史的・政治的な問題が露呈した。世界初となる韓国の研究成果の偽造は、国家と韓国人としての気質が大きく関わっていた。評価を得たいがために形が残る成果を出したかったこと。国際的な発表であるにもかかわらず自国内では当然ともいえる視野の狭さ・思慮のなさ。政権の業績にしてイメージアップを図ろうと過剰な期待と支援を目論む政府。愛国主義を扇動して世論をひとつの方向に向けさせ、捏造という悪意にも異論を挟めなくすることを政府が主導しているのだ。現在にもわたり、歴史問題で日本へ矛先を向けさせ、自国が絶対に正しいと扇動することで支持率アップを図っているのだ。そんな政府が国内では、韓国こそ最高と信じきった国民の支持の下、捏造された嘘さえも真実となり、それを盲目的に発表・支持してしまい、誰も真実がほかにあるとは思わない。一種の狂信的な宗教を思わせるような光景を、歴史的に幾度となく行ってきたのだ。この国家の体質は、今回の生物学分野での失墜だけではなく、歴史問題を含めて国家としての信用がまったくなくなる日も近いかもしれない。

<論評>
 韓国という国家は研究成果を食い物にしようとしていることがよくわかる事件だった。研究本来の目的を理解されずに、国家は政権の欲のためだけに過剰な偽造が行われて信頼を失ってしまうとは、全くあきれるほかない。研究成果の捏造とは、人としての道徳心を疑う行為だということを認識していないのか甚だ疑問である。


(e)2006早稲田大学研究費不正受給事件
http://blog.university-staff.net/archives/2006/06/28/post-470.html



(f)筑波大学の事例
http://www.tsukuba.ac.jp/public/press/080306press.pdf

<要約>
筑波大学大学院数理物質科学研究科、長照二教授らが2006年に米国物理学会に発表したプラズマに関する論文に不適切なデータ解析を含んでいたことが判明した。この問題は、プラズマ研究センターで研究を行っていた複数の大学院生等が、長照二教授らの行ったデータ解析に不適切な点があると大学教員に訴えたことを契機に発覚した。
大学側の調査の結果、データ解析の方法に客観性や科学的根拠が欠けているなどの問題が見出されたため、これらの不適切なデータ解析が「研究報告におけるデータその他の研究結果の改ざん」に該当し研究不正行為であると認定、長照二教授らに論文の取り下げ勧告を行った。長照二教授の他、論文の共著者でこの不適切なデータ解析に関わっていたとされる三名の講師に対しても懲戒処分について検討する方針だ。

<論評>
この件について大学側は「科学研究における不正は、真実の探求を積み重ね新たな知を創造する営みである科学の本質に反するものであり、人々の科学への信頼を揺るがし科学の発展を妨げるもので、決して許されない」とのコメントを発表しているが、全くそのとおりである。
仮にも教授は諸学生が知を創造するに当たっての手助けをする立場である。学生にだけでなく、大学自体のイメージや評判を落とすことも避けられない。許されないことである。
唯一救いであり、皮肉であることは、院生から研究報告におけるデータその他の研究結果の改ざんの訴えがあったことであろう。



(g)東京大学->筑波大学->明治大学の件  
 http://www.47news.jp/CN/200701/CN2007012901000230.html
 http://shyosei.cocolog-nifty.com/shyoseilog/2007/02/post_383c.html

<要約>
経済産業省特許庁の委託事業で海外派遣した、藤原博彦・元明治大情報コミュニケーション学部助教授が報告書で日本人研究者の論文を盗用した上、派遣期間中に無断帰国、明治大学に助教授として就職していた。また、派遣滞在費など約1500万円を不正に受け取っていた。知的財産研究所に提出した報告書を明治大の論文集にも
無断で転載、盗用した。知的財産研究所(東京)は、藤原元助教授に対し、約1500万の返納を要求し、藤原元助教授はこれに応じた。明治大学は24日付けで懲戒免職処分とした。筑波大学講師だった藤原元助教授は研究者育成のための海外派遣事業に応募、選抜され、2003年1月から04年9月末まで、フランスの大学院に派遣された。記者会見した当時の明治大学情報コミュニケーション学部の中村義幸学部長は「報告書の96%が丸写しで、ほとんど盗用といってもいい。研究者倫理として許されることではない」と説明した。

<論評>
派遣滞在費など約1500万円を不正に受け取った上に、報告書で日本人研究者の論文を盗用するという、教授として大罪を犯した藤原博彦・元明治大情報コミュニケーション学部助教授は、研究者倫理に反しただけでなく、明治大情報コミュニケーション学部の評判・信頼を落とし、講義に出ていた学生も貶めたことになっただろう。
大学教授というものは、何人もの学生に対して自説を説く研究者である。その教授のやっていたことほとんど全てが盗用であるとは言い過ぎであるが、少なくとも96%盗用した報告書に関しては、研究者たるべき行動ではなかった、遺憾の意を示さざるを得ない。



(h)鹿児島大学論文ねつ造の事例(自由課題)

<概要>
鹿児島大学医学部の歯学病院の助教授が書いた欧文の学術論文において不正が発覚した、これらの論文の図表において、同一図表の反復使用や、データの偏差などの不正な図表の掲載等の改ざんが過去5年間にわたって続けられた、これらのデータのもとはまったく確認されていない。その後大学は委員会を設置したが、しか
しその後その助教授論文データを提出した後、遺書を残し自殺してしまった。またその助教授がデータの改ざんにかかわった情報や証拠は発見されなかった。その後大学は調査委員会において精密な調査を行い、正式に論文が不正行為と認め、学長に報告した。そして被告発者側も不服の申し立ては行わなかった。大学は文部科学省にたいし研究費660万円補助金のの返還を要求している。

<論評>
これは研究者のデータ偽装における最悪のケースではないだろうか。教授を含めた複数の人で話し合う、もしくは上層部から一方的に指示されしかたがなく偽装する。そのあと国から補助金をもらい、それを上層部で使い、いざ偽装が発覚したら、下の助教授に責任を負わせ自分たちは責任を逃れる。それが自殺という最悪の結果として発覚してしまったのが今回の事件であり、このような事件を起こさないためにも、研究者一人一人が研究者規範を守り責任ある研究をしていくべきではないか。



(i)旧石器捏造事件(自由課題)

<概要>
旧石器捏造事件は、アマチュア考古学研究家の藤村新一が次々に発掘していた日本の前期・中期旧石器時代の遺物や遺跡だとされていたものが、全て捏造だったと発覚した事件であり、日本の考古学界最大のスキャンダルあるとされている。藤村新一は、周囲の研究者が期待するような石器を、期待されるような古い年代の地層から次々に掘り出して見せ、その事によって「神の手」と呼ばれる迄になった。しかしながら彼が掘り出してみせたり、埋められていたりした石器は、自らが事前に別の遺跡の踏査を行なって集めた縄文時代の石器が殆どであると考えられている。日本列島の「前・中期旧石器」研究は、そのような古い時代の石器は日本にはないだろうという批判を当初は浴びていたが、藤村の発掘成果によって強力な裏づけを得て、1980年代初頭には確立したと宣言されていた。しかし捏造発覚により藤村の成果をもとに築かれた日本の前・中期旧石器研究は全て瓦解し、東北旧石器文化研究所は「学説の根幹が崩れた」と解散に至っている。

<論評>
今回のケースは研究者が仲間同士で不正を行いかばいあっていたものではなく研究者が一人で不正を行ったものであり周りの人間も不正をかばい合おうとしたわけではなく不正を長い間気づいていなかったケースであると考えられる。考古学者たるもの偽装をするとどんなに無意味であり、研究に大きな影響が出てくるか分からないはずがないにもかかわらず自分の名声のためにこのような偽装を行ったことは断じてあってはならず、理解しがたい行為である。






産能研の規範
http://www.aist.go.jp/aist_j/information/code_of_conduct/code_of_conduct.html

第I部 研究者倫理について

産能研の研究者は,産業科学技術の研究開発を通して豊かな社会の実現に貢献することが期待され,研究を行いその成果を社会に還元することで、社会との契約を履行することになる。研究を行う上で、対象に真摯に向き合い、実験や理論的考察等から得られる結果を最善を尽くして解釈し、それらを正直に報告することは研究者の科学研究に携わる者が等しく認識すべき共通倫理である。研究者倫理、広く社会からの信頼を失うものに、研究ミスコンダクト(データの偽造,捏造,剽窃など)があるが,その中には,論文執筆における不適切な引用や、実質的な貢献のない人を論文の著者に加えることなども含まれると考えられており,これは研究者の多くが遭遇してしまう,“研究の病理”と捉え、より高い倫理性を確立・保持する努力が重要である。「自ら高い倫理性を持って、誠実かつ謙虚に科学研究の遂行に当たるべきことと共に、周辺の科学者に対しても、そのように振舞うよう求め、研究組織全体の倫理意識が向上するよう努めること」これが,現代の科学者に最も求められているのである。


第II部 研究の責任ある遂行に向けて

*研究課題の立案、提案
研究課題の立案をするにあたっては社会が必要としている、あるいはこれから必要になる課題を見つけることが重要だ。また専門的な分野になると研究者によって解釈のズレが生じるが、他の研究者からの意見や可能な限りの他者からの目線を加えた研究をするべきだ。また過去に行われた研究成果を十分に把握してこそ、新たな研究開発に臨むことができる。過去に同様の提示があればそれを他者のオリジナリティとして認め、さらに他者と自己の研究成果を比較対照する場合、他者のオリジナリティを尊重するべきだ。研究資金の獲得に向けてだが、その申請書の記述内容において研究員の責任者とその資金提供者との契約なのだから研究内容から経費の見積もりまで誠実に行うことが求められる。まだ結果の出ていない成果内容までは求められていないが、提案する研究内容の相手の理解に向けてできる限りの記述をするべきである。


*研究の遂行とデータ管理

研究課題を設定し達成するためには研究者の能力を最大限に発揮し、場合によっては新たな手法を開拓し万全な状態で取り組む。過程で新たな工夫、未知の発見をしたら、それを素直に受け入れる感受性、柔軟性が自らを高め、社会に貢献をしていくことになるのだ。社会に影響を与えることはその研究の確実性が保障されていて、研究に従事する組織、周囲の環境に対しての安全に責任を持ち、万全の予防策を講じなければならない。それは研究の安全保障、資金、データ、研究の財産を取り扱うことにも産総研内のルールを明確にしておく必要がある。


*成果の発信

研究成果を社会に向けて発信することは、研究成果の社会への還元の重要な部分である。発表にあたっては、他の研究者がそれをもとに新しい成果を積み上げることができるようにすることが重要になってくる。産総研の研究成果には、論文、特許等のほか、標準、データベース、政策提言、ロードマップ等、社会が直接利用可能な形で提供されるものが様々に存在している。これら成果が社会で活用されることが、産総研の高い研究能力とパフォーマンスの証明となり、それが次の研究展開に向けた資金獲得に活用され、新しい成果を生み出して行く循環が生じる。


*研究者・研究リーダーの役割

・産総研の研究者は、論文投稿や応募課題の審査に積極的に参加すべきである。審査は、自分が原因で審査に支障がでる場合、辞退すべきだ。審査員は審査の情報を不正に利用してはいけない。

・研究は一人で行うものではないので、他の人との良好な人間関係が必要である。さらに議論の時に上下関係は取り除き自分の意見を大切にしつつ研究者の意見を統合することはリーダーの資質である。

・リーダーは研究の指揮をするのはもちろん、他の研究者に合った研究内容、環境を整え一人ひとりが最大の力を発揮できるようにしなければいけない。

・職員は、互いに尊重されるべきです。ハラスメントが起こらないように日ごろからリーダーはコミュニケーションをとるべきである。そしてリーダーはその権限を適正に利用しなければならない。もし問題が起こってしまった場合には迅速に対処しなければいけない。







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